日本の食料の未来 国立市議会議員 板谷のり子
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2008 年 7 月 11 日    
日本の食料の未来
〜国立の有機農業推進モデル事業〜
 このところ、食品偽装のニュースが絶えません。毒入りギョーザの報道のときには、誰もが危機感を持ち、冷凍食品や中国産の食品全般が影響を受けました。これらの問題は、人々の当たり前と思っていた食の安全に警鐘を鳴らしましたが、私には、それがどこまで‘響く’かとても不安でなりません。なぜなら、人は忘却の生き物であるから。そして、私たち一人一人が、真剣にこの問題とどう向き合っていくか「考え」そして「行動」していくのだろうか、この2つのことが、ずうっと頭から離れないからです。先日、CMを見ていたら、人気グループが無人島で困っていると簡単に某コンビニがそこにあるというものがありました。はじめは「ンな、バカな」と笑っていましたが、「いやいや、冗談じゃないゾ。本気でそんな風に思う若者がいるかも?」とゾッとしました。日本の自給率への危機感が、一過性でないことを祈るばかりです。
 ご存じのように、食糧問題は、即エネルギー問題です。
フードマイレージという言葉がありますが、読んで字の如し「食料の輸送距離」のことです。ここには、食品の移動にかかるエネルギーしか含まれません。生産から消費までにかかるエネルギーとは別物です。私たちの口に入るまでに、どれほどのCO2を使うか、をも含めると、食糧の生産方法も見直す必要があるのかもしれません。
 国立市では、今年度、有機農業推進モデル事業に取り組んでいますが、私も、種まきから参加させていただきました。農業を生活の糧としている人はスゴイなぁ!とあらためて思わずにはいられません。
 6/10に、粟、キビ、大豆、ゴマなどを蒔きましたが、きょうは、朝から草取りをしました。どれも10pほどに成長していましたが、同じくらいに勢いよく生えている雑草との格闘です。スベリヒユは簡単に取れますが、イヌビエのように、しっかり根が張っていると、こちらにも相当の根性が要ります。有機農業では、こうした雑草も無駄にせず、側に敷き、いずれ肥料にするのだそうです。今から15年ほど前、青柳に住んでいた頃、近所の方のご厚意で畑をお借りして野菜作りをしたことが、ありますが、今では宅地になってしまっています。
 長男も次男も、トマトやインゲンなどを育てる経験ができたのでよかったと思いますが、これからの子どもたちは、どれくらい経験できるのでしょうか。
食品の歴史を考えないで済むような社会にしてしまったことが、大きな問題です。見える関係で作られることの大切さを伝えていきたいものです。




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