都市計画マスタープランの実効性をめざして 国立市議会議員 板谷のり子
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2008 年 6 月 13 日    
都市計画マスタープランの実効性をめざして
〜6月議会の一般質問より〜
 多くの市民参加を得て、2003年に都市計画マスタープランが策定されて5年が経過し、その実態を検証する時期になりました。都市計画マスタープラン評価等市民会議では、現状と都市マスに書かれていることに乖離があるとの指摘が、多く出されていました。都市マスは、まちづくりの目指す方向性であり、乖離があるとすれば、実効性ある施策が打てなかったということになります。
 実効性ある施策として、今年度は、ようやく絶対高さ高度地区導入に係る経費が予算に計上されましたが、今後、どのようなスケジュールで、すすめられていくのかを質問しました。
 これまで庁内にて「都市マス評価等庁内検討会」と検討会の作業グループとして幹事会を設置し、都市マスに関わる各担当課の事業について進捗状況などの調査を行い、検討作業を経て「国立市都市計画マスタープラン」の評価制度に関する素案及び現況把握に関する報告書をまとめました。本年、公募選出で構成された市民会議を立ち上げ、現在まで5回の会議を開催し、市の報告書に基づき評価制度(評価手法及び評価プロセスの提案)の検討を行っています。 今後、評価制度を確定し、庁内検討会による一次評価を行い、その後市民会議による二次評価を実施していきます。庁内検討会が作成した評価及び見直し案を市へ提案し、学識経験者、関係機関団体及び市民委員で構成する(仮称)都市計画マスタープラン審議会を設置し、そこで審議され、09年度中に都市計画審議会に付議し、都市計画マスタープランの見直しについて決定するとのことです。
 また、異常な容積率の緩和により、まちの良好な景観が侵されてきた経過がある中で、良好な生活環境を維持・形成していくためには、それなりのしくみが必要です。06年12月議会に、景観まちづくり条例が上程されましたが、否決となっています。現在、景観法に基づく景観行政団体になるための景観計画策定のため、準備をしているとのことですが、それだけではなく、同時進行でまちづくり条例を洗い直す必要があります。
 私からは、真鶴町の「美の基準」を参考に、高さ制限を敢えて低く設定し、それ以上の建築をするためには、「美の基準」に合致しなければ許可はしないという大胆な手法も必要である、と提案しました。魅力ある建築を行うための誘導策は、都市マスの具現化には必須要件です。まちづくりにおいては、自治体ごとに個性も違うため、まったく同様のものは、ふさわしくありませんが、この視点は大変参考になります。
 ちょうど、見直さなくてはならない時期であるなら、国立独自のまちの美しさの基準を、多くの市民の声を集めながらつくることが、必要ではないでしょうか。



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