駅周辺まちづくりと旧駅舎復元 国立市議会議員 板谷のり子
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2008 年 5 月 9 日    
駅周辺まちづくりと旧駅舎復元
〜全員協議会報告〜
 国立駅周辺まちづくりは、推進協議会による基本計画(案)が出来上がり、4/23を皮切りに市内8ヵ所で9回の市民説明会と2回まちかどオープンハウスを開いて、市民に説明がなされました。
 議会でも、意見集約のための全員協議会が、4/14、5/8の2回開かれました。議長は、議員の意見の制限をしない原則に立ち、時間制限なしで開始したため、議員によっては、一人で4時間も使う議員がいたりして、昨日までに、たった6人という状況で、まだ半数以上の議員が発言の機会を待っています。
 野党筋の発言からは、計画案の内容そのものに大きな反対があるわけではなく、「都市計画道路3・4・10号線の延伸の時期を明確化せよ」ということや「財政フレームを計画に落とし込むべき」などの内容が、ほとんどでした。昨日、空転した原因は、コンサルタント会社の仕様書に財政フレームの作成を載せなかったことについて、野党議員が市長の方針転換を責め、謝罪をさせようとしたためです。計画案そのものへの大きな批判がない中で、そういうやりかたで、計画の進行を議会が遅らせる行為は、まるで前市長時代に旧駅舎保存について、延々時間をかけ、JRの信頼をなくすようなことをした行為によく似ています。一方与党筋の一部からは、「3・4・10延伸は不要」との意見があり、計画案は、どちらかといえば野党寄りのものに仕上がったという印象があります。
 2004(平成16年)年3月の検討会の提案に基づき、昨年、国立市は、駅周辺まちづくり基本方針を定め、これをベースに計画案がとりまとめられました。駅前広場を歩行者優先の空間にするために交通網をどのようにするのか、ということが課題としてある中、「財政が厳しいから、何もしなくてよい」と言うなら、そもそも計画そのものも作る必要がなかったということになってしまいます。財政を語るその一方で、駅舎復元だけを訴えては、これもまた説得力のないものとなってしまうのではないでしょうか。
 旧駅舎が解体されてから、多くの方から「駅舎がなくなってさびしい」という声を聞きます。顔のなくなった国立駅は、まるで香りのないコーヒーのようなものです。市民が、あの赤い三角屋根の駅舎を忘れないために、市は、いろんな機会を作る必要があるのではないでしょうか。3月議会で、予算審議において、野党筋から出された付帯決議で、旧駅舎関連の予算が凍結になってしまいましたが、駅舎のことならボランティアでもかかわりたいと思う市民は多いのです。商業者にとっても、旧駅舎は、集客の一役を担ってきています。駅周辺のまちづくりはくにたちブランドを引き継ぎ、より豊かなものにするまたとない機会でもあります。今後のJR等との交渉の原動力となるのは議会も含めた国立市民のあつい思いであるはずです。



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