伊賀市視察報告 国立市議会議員 板谷のり子
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2008 年 2 月 8 日    
伊賀市視察報告
〜議会基本条例への道のり〜
 1/31〜2/1の二日間、三重県伊賀市へ視察に行きました。04年、伊賀市は1市3町2村が合併してできた人口102,550人、面積558.17Kuのまちです。
 条例制定の背景には合併時の「新市将来構想」の議論がフルオープンで行なわれたことがあります。市民公募には100名の応募があり、そこから50名を選び5分科会で協議しました。その後、「都市建設計画(伊賀市まちづくりプラン)」を策定しましたが、さらに「結(ゆい)」の関係性の再構築をめざし、住民自治の担保として「伊賀市自治基本条例」の策定に取り組むことになります。
 ご存知のように自治基本条例は、そのまちの「憲法」ともいえるものです。議会基本条例は、この自治基本条例の第5章に議員の役割と責務が定められており、元議長の安本美栄子さんが「あり方検討会」を設置しました。合併特例に対する批判や政務調査費の使途問題など、市民からの怒りの声も後押しとなったようです。「あり方検討会」は、各会派から1名ずつ入り7名で設置されました。素案は持たず、白紙で市民の意見を聞くところから始まったそうですが、議員にとっては初めての経験でカルチャーショックがあったようです。昼夜あわせて56会場83団体、約500人の市民が参加しました。
 どこの議会もそうですが、旧態依然とした議員もおり「パブリックコメントが早すぎる」「二元代表制をもっと議員が理解してからでないとだめ」「市民に聞く必要はない」「報告会は自分でやっている(だから不要だ)」etc.反対意見もあったそうです。しかし、合併に伴い設置された各地域協議会や市民の声が、反対議員の考えを動かす力になったそうです。
 伊賀市では、議会はTV放映されているので、誰もが見ることができます。意識の高い市民も多いのだろうと思っていたのですが、その後、NPO「市民社会研究所」の金憲裕さんのお話では、まだまだ一部の市民という印象に一転しました。1つの条例制定をめぐり、「議員の立場(考え)」「市民の立場(思い)」は、温度差があり、いずこも同じ問題があることを、あらためて実感しました。
 生活者ネットワークでは、先の選挙で「議会改革」を第一の政策として掲げました。
 国立市でも、早急に議会のあり方を見直す必要があります。公開のしかた、一問一答方式の議論、反問権の付与、議員間の自由討議、議会報告会の実施など、より市民にとって身近な議会となるよう、ともに取り組んでいかなくてはならないと今回の視察を通して、決意をあらたにしました。



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