人権のはなし 国立市議会議員 板谷のり子
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2006 年 11 月 24 日    
人権のはなし
〜あなたにもわたしにも平等にあるもの〜
 朝の冷え込みは、冬へとまっしぐらに向かっていることを実感させます。議員控え室の廊下の突き当たりの窓は、谷保第四公園の紅葉をまるで絵画のように見せてくれます。
 きょうは、「非戦のまち・くにたちの会」主催の講演会「平和をたしかなものに」に参加をしました。講師は、アムネスティ・インターナショナル日本の事務局長:寺中誠氏。内戦の渦中にある子どもたちの過酷な状況から、いかに紛争が人権侵害をしているのかを語ってくださいました。悲惨な経験をした子どもたちは、精神がぼろぼろになり、言葉を発することもできずに苦しみます。調査員とやっと会話ができるようになるまでには、何ヶ月もかかるそうです。私は、トリイ・L・ヘイデン著の「シーラという子」を思い出しました。虐待されたある少女のひじょうにショッキングな本です。世界中に、心に大きな傷を受けた子どもたちは、いったいどのくらいいるのでしょうか?しかし、これは、なにもシーラや戦火の子どもたちに限ったことではありません。「人権」は、人間すべてが生まれながらにして持っているものであるはずなのです。
 東京・生活者ネットワークでは、数年前、東京都に「子どもの権利条例」を作ろうと、条例案の検討に入りました。私もそのときのメンバーでしたが、残念ながらこの条例案は、日の目を見ておりません。石原都政になってからは、子どもの権利などどこへやら、「権利、権利と権利ばかり振り回すから、義務を果たさない奴ばかり増える」などという始末です。日本国憲法は、国民の権利について多く触れています。しかし、義務については「納税」「教育」「労働」の3つだけです。ことさら「権利」について多く取り上げているのは、いかに「権利」を守るかが難しいことであるかを物語っています。
 いま私たちは、『人権』とはいったい何なのか、もう一度確認しあう必要があるのではないでしょうか。そして、そこから、生きていく上で、どんな権利を有し活用できるのか、まず大人自身が学ぶことから始めたいと思うのです。
 12月4日から10日は、人権週間です。国立市でも市役所ロビーで、人権パネル展をするようです。この機会に、あらためて学習したいと思っています。



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