平和を願う一夜(4/20) 国立市議会議員 板谷のり子
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2006 年 4 月 21 日    
平和を願う一夜(4/20)
〜「HELLFIRE・劫火―ヒロシマからの旅―」〜
 矢川通りや北大通りではハナミズキが咲き始め、新緑の季節へと移りつつあります。

 そんな中、4月15〜23日の9日間、「ピースウィークinくにたち」が開催中です。実行委員会形式で行われるこのイベントに、私たち生活者ネットワークが参加するのは、昨年に続いて2回目ですが、市内のさまざまな平和関連の団体が協力し合って、多彩な企画を繰り広げています。
 生活者ネットワークでは、ジャン・ユンカーマン監督作品「「HELLFIRE・劫火―ヒロシマからの旅―」の上映会を開催しました。「原爆の図」で有名な丸木位里さん俊さんご夫妻を描いたドキュメンタリー映画です。原爆の投下されたヒロシマは、丸木位里さんのふるさとです。彼は、投下3日後に広島に行き、焼け野原を目の当たりにします。妻の俊さんも1週間後に広島に入り、お二人で救援活動を行っています。それから5年後に「原爆の図 第1部 幽霊」が発表されます。
水墨画の位里さんと巧みなデッサンの俊さんとの32年間に及ぶ共同作業によって、15部もの長崎も含めた「原爆の図」は完成しました。
 映画の中で、私が印象的だったのは、「天国なんてない。みな地獄へ落ちる。戦争を止められなかった自分たちも同罪なのだから」という位里さんの言葉です。
 そこまで自虐的にならなくても、と思われるかもしれません。しかし、それほどまでに思わねば、人は「殺しあうことが悪である」という、こんな当たり前のことすら、正しくは理解できないのではないかと思うのです。被害者は加害者にもなりうると考えたときに、「非武装」が大きな意味を持つのです。「平和、平和」といいつつ、軍備を保持する国のなんと説得力のないこと!
 上映後、国立在住の画家・近藤あき子さんのお話を伺いました。映画の感想に絡め、ご自分の体験から平和への思いを語っていただきましたが、そのお話の中で、学生時代に「政治からは逃れられない」と知ったことやサルトル来日時の「世界のことに私は、すべて責任がある」という言葉を思い出したことなどが印象的でした。私たちは、日常の暮らしに埋没し、こうしたことを忘れがちです。折に触れ、多くの人と平和について語っていきたいと思っています。



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