国立駅舎に未来はあるか 国立市議会議員 板谷のり子
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2005 年 12 月 9 日    
国立駅舎に未来はあるか
〜瀬戸際から曳き家・保存へ〜
 今年も残すところ、20日余りとなりました。
この2日から、12月議会が始まりましたが、駅舎保存が危うい状況になっています。
 ここ数日間の議会では、駅舎関連の一般質問を行った議員が7人もいました。9月議会で、一度否決された曳き家費用の補正予算が、今議会でも再度提案されていますが、不思議なことに野党議員の中に論調の変化があるのです。9月には、「駅舎を戻すための場所の確保ができていないから反対。曳き家に反対しているわけではない」と言っていたはずの議員が、12月には、突然「曳き家は、とにかく反対。全解体保存(あるいはモニュメントとして残す)に」と言い出したのです。
 駅舎保存を望む市民からは、「モニュメントじゃ、駅舎保存とは言えない」「全解体して、目の前からなくなったら、確実に駅舎保存できるかどうか不安」などの声が、あがっています。
 今回、とても不思議だと思うことは、駅舎保存に積極的に取り組んできた「国立駅舎保存の会」が、ぱったり声をひそめてしまっていることです。駅舎を残すため、募金活動もされていたはずなのに、多くの市民は、いぶかっています。国立駅舎保存の会は、国立商工会をはじめ、さまざまな団体が参加している複合団体です。事務局は、国立商工会ですが、実は、この商工会で、突然、「駅舎保存の方法として、モニュメントとして残す」という話が始まったようです。よくよく商工会の方々に聞くと、「商工会の総意ではない」「いつ、そんな方向転換をしたのか」などの声も聞こえてきます。
 今回の曳き家の補正予算が、否決になると、保存の道は、絶たれてしまいます。もともと、保存をしたくなかったJRを、国立市がようやく説得して、話し合いが始まったところなのに、政争の具にされた挙句に結局、壊すことを国立市が自ら選択せざるを得ない状況を生み出してしまうことは、なんとも恥ずかしい話です。また、このことで、一番ほくそえんでいるのは、JRではないかと思うこの頃です。
 12月12日からの委員会で、各議員は、この曳き家の予算の是非を明らかにします。この週末が、最後のチャンスです。皆さんの身近な議員に、ぜひ、駅舎保存への思いを伝えてください!




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