市民の足を考える 国立市議会議員 板谷のり子
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2005 年 2 月 10 日    
市民の足を考える
〜コミュニティバスの行方〜
 前日の天気予報で「明日は、暖かくなります」と聞くと、本気で小春日和を期待してしまいます。ところが、風が強かったり、思いのほか陽がささなかったりで、暖かくならないと、とてもがっかりします。まさに、きょうは、そんな日でした。
 同じようなことが、市政においても言えます。
 コミュニティバス「くにっこ」は、2003年春から、運行が始まりましたが、この間の利用状況などを調査し、その結果を知らせ、今後のあり方を考えるための会が「新規路線検討地区懇談会」として、昨年暮れに市内4箇所で開催されました。
 コミュニティバスは、交通不便地域に住む人々にとっては、悲願でした。私も、青柳に住んでいますから、この地域が、どれほど不便な場所か、充分承知していますし、近所の皆さんから、折りあるごとに「早くバスを通してほしい」と要望されてきました。議会では、そうした市民の声に何とか応えようと、何人かの議員が取り上げてきました。2004年度予算審議においても、これが争点の一つとなり、結果、調査費が計上されたのです。
 ご存知のように、市は財政ピンチでひじょうに苦しい中、このコミュニティバスの今後を決断しなければ、なりません。私は、昨年、この市民の声を聞くための会をすることになった時に、一抹の不安を抱きました。
「明日は、暖かくなります」の天気予報に期待するのと同じように、「新規路線検討地区懇談会」と題した会では、誰もが「みんなで要望すれば、きっとバスは来る!」と信じるでしょう。現行では、「くにっこ」は、北ルートと北西中ルートの2路線を走っています。交通不便地域の解消が目的なら、やはり、南の地域に走らせなければなりません。しかし、このバスの性格は、市民の足の確保だけではなく、福祉の意味合いもあります。利用者が、1日に2〜3人しかいないようなルートでも、走らせるのかどうか、考えなくてはなりません。市民にとって、コミュニティバスはどうあるべきか、また、交通手段として、それ以外の方法はないのかどうか、これらも含めて、みんなで考えていくべきではないでしょうか。
 いたずらに市民に期待を持たせ、「やっぱり、何もできません」は、罪でしょう。市民の皆さんと、財政状況も含めて、一緒に考えていきたいと思うきょうこの頃です。



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