子ども参加で、子どもの権利条例を! 国立市議会議員 板谷のり子
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2003 年 10 月 31 日    
子ども参加で、子どもの権利条例を!
〜全国自治体シンポジウムに参加して〜
 10月23日、私は、川崎市を会場に開催された「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウム2003に参加しました。全国から、大勢の自治体職員、教育研究者らが参加し、先進事例の報告や意見交換がなされました。
 日本は、1994年に国連の子どもの権利条約を批准しましたが、あれから子どもたちを取り巻く環境は果たして改善されてきたでしょうか。つい先日も、虐待によって幼い命が奪われたニュースが報道されていましたが、こういった話を耳にするたび、胸がつぶれる思いがします。
 「子どもに権利だなんて、理屈っぽい子どもばかりになってしまってもねえ」などと言う大人も、いまだにいることが残念ですが、「人権」について正しく理解されていれば、子どもであろうと大人であろうと同じようにすべての人間には人権があるのだということは、わかるはずなのです。
 このシンポジウムで私が、1番印象的だったのは、「小杉町子どもの権利に関する条例」(富山県小杉町)が制定されるまでのプロセスにおいて、当初から町民参加、子ども参加で行われたことです。制定まで、40ヶ月かけて十分に民意が反映されるように配慮されています。相談救済機関としての「小杉町子どもの権利支援センター」はこの条例の理念を具現化し、子どもの権利を保障するために、条例の策定委員からの提案で作られました。事業は、NPO法人が運営し、町がこれを支援する公設民営のかたちになっています。
 そして、何より印象的だったのは、条例文です。
第2章の第11条「子どもは、仲間と集う権利を有する。ただし、この権利の行使にあたっては、他の人の権利を侵害せず、公の秩序に反しないものとする」です。これは、かなり議論された部分だったそうですが、子どもたちからの強い意見として「権利の尊重の責任」ということがあったというのです。決して大人サイドからの押し付けやご都合主義でつくられた条例ではないのだということがわかります。
 国立市でも、2003年3月に子ども総合計画が出来上がり、2003〜2005年には子どもの権利に関する条例の検討がなされる予定です。市民の意識が十分に熟すための期間を持ち、ぜひ子ども参加で進めていくことを期待しています。



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