市民がつくるママ下湧水公園 国立市議会議員 板谷のり子
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2006 年 5 月 12 日     カテゴリ:活動報告
市民がつくるママ下湧水公園
〜公園のテーマを共通に意識すること〜
 甲州街道から南へ延びる3・3・15号線が跨ぐ真下に「ママ下」と呼ばれるせせらぎがあります。このあたりは、国立市でも貴重な田園風景の残る場所ですが、この西側のハケ沿いの場所にママ下湧水公園をつくるため、04年度から話し合いがスタートしました。地元の方も、市民の方もフィールドワークをしながら、どのような公園が、環境にとって最善なのかを模索してきました。
 何事も、市民参加で合意の上ですすめる手法は、時間も労力もかかりたいへんです。公園は、単につくればいいのではなく、維持管理をどうするのかということもセットで考えなければなりません。生態系を崩さないようにするためには、極力以前のままの形態にすることが望ましく、白熱した議論が続けられてきました。特に意見が分かれたのは、ビオトープにするのか、田んぼにするのか、草原にするのか、ということでした。
5月11日、再度、この公園づくりのための会がもたれました。これに先立ち、市は関係者へ80通ものアンケート調査をしていますが、いずれも環境への配慮が最優先の意見が多く、ビオトープか田んぼか草原かは、数字で見る限りでは意見が拮抗しているかのようでした。しかし、参加者の意見交換の後、淡水魚類研究者の君塚先生から「この土地はもともと水田であったのだから、一部にイネの生えている湿地をイメージし、深さの異なる池を設ける」提案が出されました。また、一番議論になっていた取水をどうするかについては、湧水から取水するけれど、様子を見ながら取水は止めることもあり得るなど、ゆるやかな見守りの中で、今後をみんなで考えていく方向へまとまりました。整然と植えられた水田のイメージではないこと、水利権の問題もあり用水ではなく、湧水からの取水にし、これを孤を描く流れにまわすことで、イネにやさしい水温上昇を試みること、取水口と排水口は、短い暗渠にすることで、生物たちの逃げ場にもなることなど、さまざまなアイディアがあり、ようやく公園づくりは、次のステップへと動き始めました。
今後、公園のテーマについては、利用者の人たちにも共通認識を持っていただかなければなりませんが、行政の情報公開に工夫することが望まれます。



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