地球の限界を考える 国立市議会議員 板谷のり子
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2005 年 1 月 28 日     カテゴリ:活動報告
地球の限界を考える
〜視察報告その2〜
 雪景色の鮫川村から一転、1月20日は、同じ福島県でも温暖な気候のいわき市を視察しました。
 1996年から、ビン・カン・ペットボトルの分別をし、資源選別機能とリサイクル意識を啓発するための施設として、リサイクルプラザ「クリンピーの家」がつくられました。シルバー人材センターから、技術者を2名お願いして家具や自転車の修理再生をしたり、ガラス工芸の教室を開いたりしていました。
 また市役所では、環境産業振興による循環型社会創生プランの概要についてうかがいました。ここは、国際港小名浜を抱えていることで、環境負荷のかかる企業もある一方で、技術の高い企業も多く、リサイクルに適した環境といえます。中でも、廃油リサイクルの技術を持つ企業と社会福祉協議会が、行政のコーディネートによって協力し、廃油から石鹸を作ったり切削油を作ったりしています。(港があるので、切削油の需要があります)
廃油の回収には、まちづくりの団体やスーパーの協力を得ていました。いわき市では、こうした環境をテーマにした事業を公募し、モデル事業として支援をしているのです。対象は、企業だけでなく、NPOや市民団体、なんと学校も含まれていました。
 鮫川村にも、いわき市にも共通していたのは、実現したい施策のためには、国からの補助金獲得のために、どのような方法があるのかをとても熱心に研究し、「ダメになっても諦めず、何度でも申請する」という職員の情熱が、あったことです。
 「いずれにせよ、補助金は、次世代の負担となる借金」
との批判もあるでしょう。しかし、思うに、闇雲にハコモノづくりや新規の道路建設のような、環境負荷の大きい事業への投資とは、根本的に違います。次世代のために、いかに環境を守れるかをテーマにしたものへの補助金なら、大いに使うべきではないでしょうか。
 大量消費社会の恩恵を享受した私たちのツケで、原油産出量は、2000年以降減少し、限界を迎えつつあります。2030年には、世界の石油需要は、現在の1.6倍(年に約440億バレル)、2100年の地球の平均気温は、現在より4℃上昇という恐ろしい新聞報道があったのは、つい10日ほど前でした。「地球の限界へとカウントダウンがはじまった」と言ったら大げさでしょうか。しかし、誰もが、そのくらい危機感を持たなければ、現在の環境破壊に真の歯止めはかからないのではないかと思う今日この頃です。



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