罪の文化、恥の文化 国立市議会議員 板谷のり子
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2003 年 12 月 19 日     カテゴリ:活動報告
罪の文化、恥の文化
〜12月議会の一般質問から PartV〜
 今議会で、私は道徳の公開授業について取り上げましたが、私には、今この国が抱えている病はいったいどこから来るのか、その答えが一方的な道徳教育にあるような気がしてならないのです。
 数年前、都が「心の東京革命行動プラン」を発表した時、こんなもので教育しようなんて世も末だと思ったものです。この中にルース・ベネディクトの「菊と刀」が引用されているのですが、(そもそも解釈が間違っている!)これを発見した時、あきれてしまいました。「先人からの一言」として紹介されているそのくだりは、こうです。「日本では、礼儀作法が学ばれ、細心の注意をもって、履行されるのはまさに家庭においてである。母親は嬰児を背中に背負って歩いているうちから、自分の手で嬰児の頭を下げさせて、お辞儀をすることを教える」ベネディクトは、これをGuilt and Shame Culture(罪の文化、恥の文化)として取り上げています。罪の文化は、キリスト教文化で、恥の文化は日本文化。つまり、日本人の行動には、常に世間での評判が判断の基準になっているというのです。裏返せば、日本人は自分の頭では物事の良し悪しが判断できないのだというのです。私は、この勘違いこそ、教育の過ちの本質だと考えているのです。一方的に押し付ける教育は指示待ち人間をつくるだけです。誰かに言われたことを自分で検証することもなく受け入れる、先生や親の言うことに従順に聞く子どもたちが良しとされる。これは恐ろしいことです。心の東京革命に見られるような、都の方針は、まさに戦前の日本の学校の状態ではありませんか。それに、ベースはこれだということは、大人の言いなりになる子どもを育てよと言っているように聞こえてしまうのです。私は、子どもたちの教育で1番大切なのは、自分で考える能力を身につけることだと思っています。皆さんは、どうお考えになりますか。



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